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債務整理は4種類。
自分に合った方法は一体どれなんだろう?


       

必要なお金はいくら?
 毎月の固定費とそうでないお金
 区別をつけて使っていますか?

負債がわかるまで
 法律に倣ったあなたの負債額は
 どのようにして出るのか
 債務整理で借金が減る!?
 そのからくりを教えします。

あなたに合った整理方法は?
 必要なお金は?で出した金額と
 負債がわかるまで、で出た金額
 両方を照らし合わせて
 一番ベストな道を選びましょう。

ちょこっとコラム
 お金のやりくりについて
 お金との付き合い方の、ちょっとした
 コツをお話します。

 
 
債務整理ってなんだろう?

ほっ…とスペース
     中 村 共 同 事 務 所

〒959-1153
新潟県三条市新堀1381番地3
0256-45-5959(平日9:00〜18:00)
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今見ているページ>>自分にはどれが合うの?
 

 

「債務整理ってなんだろう?」でご説明したとおり、債務整理には4種類の方法があります。
それぞれの方法には、それぞれのメリット・デメリットがありました。

さて、方法はわかったけれど、自分にあう方法はどれなんだろう・・・?


自分に合った方法を導き出すために、まずはいくつかしっかりと知っておいて欲しいことがあります。
これを知ることで、ご自分が今、どれだけのお金を支払えるのか、それとも一切支払えないのかがわかってきます。
以下の質問を、正確に思い浮かべてみてください。

 

  1. あなたの収入(手取り)はいくらですか?
    …会社員の方であれば、毎月大きな差は無いと思いますが
      自営業など、収入にばらつきがある方は、年を通しての月平均を思い出してください。

  2. 借金の返済以外で、毎月必ず出ていくお金はいくらですか?
    …家賃、光熱費、食費、ガソリン代など、必ず払わなくては生活できないお金です。
      たばこやお酒の嗜好品にかかるお金、競馬やパチンコなどのギャンブル・遊興費は
      この中には含みません。

  3. 借金返済に毎月支払っていたお金はいくらですか?
    …自転車操業をせず、純粋に支払っていた金額です。消費者金融から借りて
      すぐに別の会社へ支払っていたというようなものは含みません。

全部思い出せましたか?
思い出せたら、次は簡単な計算をしてみてください。

1で思い出した、あなたの手取りから、2で思い出した毎月必ず出て行くお金を引いてみてください。
 例えば、手取り15万円のAさんの場合。Aさんは一人暮らしをしています。
 家賃、光熱費(電気、ガス、水道)、通信費(携帯電話、固定電話、インターネットプロバイダー)
 食費、ガソリン代、保険料など合わせて約10万円だとします。
 15万円から10万円を引いた額、すなわち、5万円が本来Aさんが自由に使えるお金ということになります。

さて、3で思い出していただいた、借金返済のために払っていた金額ですが…
 1から2を引いた金額を越えていませんでしたか?もし超えていなくても、自分の趣味に少しでも払えるだけの金額は
 残っていましたか?もしマイナスになってしまった、ほとんど残っていないという場合には、借りすぎかもしれません。
 
借金を整理するうえで大切なことは、借金を返していくことはもちろんですが
自分の責任の取れる金額を知る、ということ。そして、持っている金額からやりくりをするということです。
これが出来ないと、せっかく借金を整理したとしても、気づけばまた借金地獄に戻ってしまう可能性が高いのです。

あなたはどうでしたか?
あなたに本当に必要なお金、把握できていますか?
ここで出した金額は、あなたに合った債務整理の方法を選ぶ際にも重要になってきます。
よく覚えておいてくださいね。

 

 

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さて、「必要なお金はいくら?」で出した、あなたに必要な金額ですが、これだけではどの方法があなたにぴったりなのかを
選ぶことは出来ません。次に、あなたの負債はいくらあるのかを調べる必要があります。

残高なら、返済のときに控えが出てくるよ。
それでわかるんじゃない?


いいえ!違います。
全部の消費者金融がそうとは言えませんが、ほとんどの消費者金融は「貸金業法」という法律に基づいてお金を貸しています。
この貸金業法、実は法律の中で定められた様々な条件を経て、初めて適用できるのです。
例えば、お金を貸すときにはその都度契約書を交わさなくてはいけない、必ず対面してやりとりをしなければならない、などなど
その要項たるや本当にいっぱい!出資法の定めるたくさんの条件を守って初めて、29.2%という利息でお金を貸すことが出来るのです。

しかし

消費者金融のほとんどは、この出資法の定める条件をクリアしていません
ですから、あなたの手元にある利用明細に記されている残高は、ほとんどの場合は無効なのです。

そこで

本来のあなたの債務を調べるためには、別の法律が適用されます。
利息制限法」という法律です。
この法律では

  • 10万円までの借入の場合は20%
  • 10万円以上100万円未満の場合は18%
  • 100万円以上の借入の場合は15%

このような利息でお金を貸すことが出来ます。
(刑事罰を定めた貸金業法利息制限法の狭間が、今騒がれている「グレーゾーン」です。)

出資法の定める上限利息は29.2%、利息制限法では20%・・・
同じ金額を借りたとしても、支払う金額が大幅に変わってくるのは明かですね。
あなたの正しい負債の金額を調べるには

  1. 借入をしている会社から、取引履歴をだしてもらう
  2. 利息制限法にならって引き直し計算をして正しい残高を算出する

この2つのステップが必要です。
さあ、これであなたの正しい残債がわかりました。
次に「あなたに合った整理方法」がどんなものか、お話ししましょう。

 

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前の「負債がわかるまで」で、あなたの正しい債務額(借金の額)がわかりました。
そして、その前の「必要なお金はいくら?」で、あなたが支払っていける金額もわかりました 。
さあ、次はあなたに合った債務整理の方法です。

AさんとBさん、二人の債務者の方がいらっしゃるとしましょう。
AさんにもBさんにも、それぞれ100万円の債務があるとします。
さあ、AさんとBさんは、同じ債務整理の方法で借金を返していけるでしょうか?

答えは「そうとも限らない」です。

必要なお金はいくら?」で計算して頂いた、あなたが自由に使えるお金がありましたね。
その額によって、債務整理の方法は変わってくるのです。
上で質問したAさんとBさんの場合、債務額は同じでしたが
Aさんが月々に支払えるお金は5千円、Bさんは10万円だとすると状況は全く別の物になってきますね。
このように、あなたが自由に使えるお金=借金返済のために月々使えるお金(これを「原資」といいます。)によって
債務整理の方法を考えなくてはいけません。

以下に3つの簡単な式をまとめてみました。
あなたはどれに当てはまるでしょうか?

 

  • 債務額÷36(12ヶ月×3年=36ヶ月)が、原資と同じかもしくは低い場合
    …こんなときには、任意整理か特定調停で返済が出来るかもしれません。

  • 債務額÷60(12ヶ月×5年=60ヶ月)が、原資と同じかもしくは低い場合
    …こんなときには、任意整理で返済が出来るかもしれません。
      ですが、会社によっては長期の分割返済を好まない会社もありますので
      かならずしも任意整理が可能とは限りません。

  • 原資が全くない、もしくは、あるけれど3年〜6年に分割しても完済するのは難しい場合
    …こんなときには、個人再生か自己破産がいいかも知れません。
      もしくは、身内の方からお金の援助を受けつつ、任意整理や特定調停で解決するという方法もあります。

 

それぞれの式に当てはまったとしても、様々な要件で債務整理の方法は変わってきますが
目安として考えてみてください。

 

 

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